こんにちは!
綺麗な写真を撮るには、「F値」「シャッタースピード」「ISO感度」の3つを意識しなければなりません。しかし、この3つについて初心者の方は理解しにくいのではないでしょうか。
そこで、今回はISO感度に焦点をあて分かりやすく解説していきます!
カメラ初心者の方だけではなく、もう一度ISO感度について復習したい方にも向けて書きました!
是非参考にしてください!
※「F値」についてはこちら
※「シャッタースピード」についてはこちら
ISO感度とは?
ISO感度は基本的には「アイエスオー感度」または「イソ感度」と呼ばれています。
ちなみに、日本では「アイエスオー」「イソ」どちらでも通じますが海外では「アイエスオー」でしか通じないので、海外でカメラを使用するときは注意しましょう。
カメラの光に対する感度のことで、ISO100やISO6400など「ISO数字」で表されます。この数字が高ければ高いほど感度が高くなるということです。
ISO感度が高いと明るくなり、低いと暗くなります。使いこなせば暗い場所でも一定の明るさを保ったまま撮影することができます!
ISO感度のメリット・デメリット
メリット
ISO感度のメリットは、ISO感度を高く設定すれば明るく撮影できるという点です。暗い場所でもある程度の明るさを確保することができます。
逆に低く設定すれば暗く撮れるということになります。
また、暗所撮影の場合、ISO感度を上げれば明るく撮れるのでシャッタースピードを速くすることができます。そのためブレを抑えた写真を撮ることができます。
ISO感度によってどのくらい明るさが変わるのか作例とともに見てみましょう。
撮影の状況としては、夜に外の光を遮断した状態で部屋の明かりを消しスタンドライトを間接的につけた状態です。雰囲気のあるホテルをイメージしてもらえれば想像しやすいと思います!
上の写真がISO100、下の写真がISO3200に設定してあります。比較のためシャッタースピードとF値は同値にしてあります。
写真を比較してみると、明るさの違いがはっきりと分かりますね!数値の通り、ISO100の写真よりISO3200の写真の方が32倍明るいということになります。
このように、ISOだけでも設定によって暗所でも明るく撮ることができます!
デメリット
ISO感度のデメリットとしては、感度を上げすぎると写真にノイズ(ざらつきのようなもの)が発生してしまうということが挙げられます。
ISO感度は、レンズの絞りで光の量を調整する「F値」・シャッターを切る速さで光の量を調整する「シャッタースピード」のように機械的に光量を調整するのではなく、カメラ内部で電子的に増幅させます。
そのため、ISO感度を高く設定すればするほどノイズが出やすくなります。
上の写真は、先程のメリットで比較した写真と同じものになります。下の写真は同じ状況でISOを筆者のカメラで設定できる最大値にまで上げ撮った写真です。
※明るさを同じにするためにシャッタースピードは調節しています。
下の写真では上の写真に比べ、写真に細かい粒子のようなザラつきが見られます。これを「ノイズ」といいます。
このように、ISO感度を上げすぎてしまうとノイズが発生してしまいます。
ただ、このノイズもレトロ感を出すといった表現方法のひとつでもあるので、自分で設定してみて適切なISO感度を見つけてください!
まとめ
いかがでしたでしょうか!
「ISO感度」について簡単にまとめると…
- メリット → 暗い場所でも明るさを確保できる・シャッタースピードを速くすることができブレが抑えられる
- デメリット → 上げすぎると写真にノイズが発生してしまう
となります。
余談ですが、
暗い場所に強いというメリットもありますがノイズが出てしまうのは痛いですよね。
写真にとって重要な明るさに関係する「ISO感度」ですが画質に影響が出てしまうので、ISO感度を設定するのは最終手段だと考えたほうがいいかと思います。
シャッタースピードとF値で何とかなる範囲であれば、ISO感度をいじる必要はないと思います。
以上、ISO感度についてまとめました!
使いこなすのはなかなか難しいですが暗い場所でも写真を撮ることができるのは嬉しいですよね!
「F値」「シャッタースピード」「ISO感度」を使いこなし思い通りの写真を撮りましょう‼
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